前へ |
次へ |
「構成プロパティ」ダイアログ・ボックスを使用して、「「言語」パラメータの設定」の説明に従ってコード生成言語を定義します。
「構成プロパティ」ダイアログ・ボックスで、「ランタイム・パラメータの設定」の説明に従って、ABAP固有のパラメータを設定し、ディレクトリと初期化ファイルの設定を指定します。
このパラメータを使用すると、マッピング用に生成するコードのタイプを指定できます。SAPソース表を含むマッピングの場合、Warehouse Builderでは、「PL/SQL」または「ABAP」のいずれかを選択できます。
SAPシステムでOracle以外のデータベースを使用してデータを格納する場合は、「ABAP」を選択してコードを生成する必要があります。SAPデータをOracleデータベースに格納する場合は、「PL/SQL」を指定できますが、「PL/SQL」の場合は、プールやクラスタ表を抽出することはできません。このため、どのインスタンスにおいても言語を「ABAP」に設定することをお薦めします。
言語を「ABAP」に設定した場合は、「構成プロパティ」ダイアログ・ボックスで「ランタイム・パラメータ」ノードを開いて、ABAPコード生成に固有の設定を表示できます。
これらの設定の一部には、コード生成を最適化するプロパティが事前に設定されています。これらの設定を変更すると、コード生成プロセスが低速になる可能性があるため、これらの設定を保持することをお薦めします。
SAPマッピングには、次のランタイム・パラメータを使用できます。
ABAPレポート名: マッピングによって生成されるABAPレポートの名前を指定します。これは、ABAPレポートを実行するためのカスタム・ファンクション・モジュールを実行する場合にのみ必要になります。
バックグラウンド・ジョブ: ABAPレポートをSAPシステムでバックグラウンド・ジョブとして実行する場合は、このオプションを選択します。長時間実行されるジョブについては、このオプションを有効化してください。長時間実行されるフォアグランド・バッチ・ジョブは、一定時間経過後も、SAP内に残るものと考えられます。このため、このような抽出については、バックグランド・ジョブを実行するのが理想的です。
制御ファイル名: デフォルトの制御ファイル名は、「データファイル名」フィールドに指定したデータファイル名と同じです。つまり、(ログ・ファイルが同じため)SQL*Loader制御情報とデータの両方を含む1つの制御ファイルが、ABAPコードで生成されます。制御ファイルとデータファイルには異なる名前を付けることができます。この場合、制御情報とデータにはそれぞれ異なるファイルが生成され、ファイルは両方ともFTPで転送されます。
FTPを含む: これをtrue
に設定すると、データファイルはFTPを使用してWarehouse Builderシステムに移動されます。これをfalse
に設定すると、ファイルは転送されません。
INSTALL ONLY: これをtrue
に設定してマッピングを実行すると、ABAPレポートがSAPシステムにインストールされますが、実行はされません。ABAPレポートを実行するには、マッピングを再度実行して、実行ファンクション・モジュールを使用する必要があります。このオプションをtrue
に設定すると、マッピングを生成し、ABAPレポートをSAPシステムにインストールしてから、ABAPレポートに変更を行い、そのレポートを実行することが可能になります。このオプションは、ABAPレポートをSAPシステムに格納する場合に使用できます。このオプションをfalse
に設定すると、ABAPレポートがロードされてSAPシステムで実行されます。ただし、実行後にABAPレポートはSAPシステムに格納されません。
SAPのロケーション: データの抽出元として使用可能なSAPインスタンスのロケーション。
SAPシステム・バージョン: ABAPレポートの配布先となるSAPシステムのバージョン番号を指定します。生成されるABAPレポートの特性はバージョン番号によって決まります。MySAP ERPと他のすべてのバージョンに対しては、SAP R/3 4.7を選択します。4.7よりも前のバージョンに対しては、異なるABAPレポートが生成されます。
SQL結合失敗: これをtrue
に設定すると、可能な場合は、ABAPレポートを生成するための次のヒントが指定されます。
SELECT < > INTO < > FROM (T1 as T1 inner join T2 as T2) ON <condition >
ステージング・ファイル・ディレクトリ: ABAPレポートにより生成されたデータファイルが格納される、SAPシステム内のディレクトリのロケーションを指定します。
タイムアウト: SAPシステムがABAPレポートを実行してデータファイルを返すことを、Warehouse Builderが待機する時間(単位: 秒)を指定します。SAPシステムによる実行がこの時間内に終了すると、Warehouse Builderでは、生成されたデータファイルが自動的にSAPシステムから取得されます。指定した時間より実行時間が長い場合は、データファイルを手動で取得する必要があります。