前へ |
次へ |
ウィザードで最初に表示されるプロパティ・セットは、SQL*Loaderユーティリティ用のプロパティです。マッピングでソースとしてフラット・ファイルを直接使用する場合、SQL*Loaderおよびここで設定するプロパティが使用されます。SQL*Loaderプロパティには、「タイプ」、「長さ」、「精度」、「スケール」、「マスク」、「NULLIF」および「DEFAULTIF」のリレーショナル表へのマッピング方法の詳細が含まれています。詳細は、Oracle Database概要を参照してください。
タイプ
SQL*Loaderでのフィールドのデータ型を記述します。ウィザードを使用すると、CHAR
、DATE
、DECIMAL
EXTERNAL
、FLOAT EXTERNAL
、INTEGER EXTERNAL
、ZONED
およびZONED EXTERNAL
など多くのデータ型をインポートできます。SQL*Loaderのフィールドおよびデータ型の詳細は、Oracle Databaseユーティリティを参照してください。
長さ
デリミタ付きファイルの場合は、SQL*Loaderで使用するフィールドの最大長を指定します。
精度
「ゾーン」および「浮動小数値」などの特定のデータ型について桁数を指定します。詳細は、Oracle Databaseユーティリティを参照してください。
スケール
「ゾーン」および「浮動小数値」などの特定のデータ型について小数桁数を指定します。詳細は、Oracle Databaseユーティリティを参照してください。
マスク
SQL*Loaderで使用するデフォルトの日付マスクはDD-Mon-YYです。このデフォルトを上書きするには、ファイルを定義するときに有効な日付マスクを入力します。たとえば、入力データでSQL*LoaderのデフォルトではなくDD-Mon-YYYYという書式が使用されている場合は、実際の書式をマスクとして入力できます。
NULLIF
SQL*Loaderのデフォルト・アクションを上書きするには、フィールドにNULLIF条件を指定します。たとえば、文字フィールドの内容がすべて空白の場合に、空白を保存するのではなく、そのフィールドにNULLのマークを付けるようにSQL*Loaderに指示できます。このフィールドに有効な構文は、=BLANKS、='quoted string'、=X'ff'(16進数値を示す場合)および!= (「等しくない」論理の場合)です。
DEFAULTIF
SQL*Loaderのデフォルト・アクションを上書きするには、フィールドにDEFAULTIF条件を指定します。たとえば、数値またはDATE型のフィールドがすべて空白の場合、SQL*Loaderではレコード全体が拒否されます。このアクションを上書きにするには、「DEFAULTIF」プロパティに=BLANKSと入力します。SQL*Loaderは、この条件を評価するとき、数値フィールドにゼロを設定してレコードをロードします。このフィールドに有効な構文は、=BLANKS、='quoted string'、=X'ff'(16進数値を示す場合)、!=(「等しくない」論理の場合)です。