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CTはコード・テンプレートであり、指定の入力に従って特定のタスクを実行します。異なるタイプのCTがあり、それぞれ異なるタスクに対応するテンプレートを提供します。たとえば、ロードCT(LCT)はソースからのデータのロードを実行し、統合CT(ICT)はターゲット・データベースへのデータの転送を実行します。それぞれのタイプのCTがデータのロードなどの特定のタスクを実行します。ただし、CTに提供するICTに応じて、出力が変わる可能性があります。したがって、CTは、パラメータに従って異なる結果を出力する関数と類似しています。たとえば、DB2データベースをLCTへの入力として指定すると、DB2の表からデータをロードし、SQL Serverデータベースを入力として指定すると、LCTはSQL Serverデータベースからデータをロードします。
ユーザー側では、タスクに関連付けられたオブジェクトを指定する必要があります。タスクが内部でどのように実行されるかはCT側で管理します。たとえば、CTを使用してDB2データベースからデータをロードし、SQL Serverデータベースに移動する場合の手順は、次のようになります。
ソース表とターゲット表のマッピング作成
ソース表からデータをロードするLCTの挿入
ターゲット表へデータを移動するICTの挿入
このマッピングを実行すると、DB2からのデータのロードはLCTで管理され、SQL Serverへのデータの転送はICTで管理されます。
慣習的なマッピングにはCTを挿入できません。CTはプロジェクト・ナビゲータのテンプレート・マッピングの下にあるマッピングにのみ挿入できます。CTへの入力は実行ユニットを介して提供されます。詳細は「コード・テンプレートの実装」を参照してください。
Warehouse Builderには、次のタイプのCTが付属しています。
ロード・コード・テンプレート: ソース・データベースからデータをロードします。
統合コード・テンプレート: データを変換し、ターゲット・データベースにエクスポートします。
制御コード・テンプレート: データのロード中に整合性制約をチェックします。
チェンジ・データ・キャプチャのコード・テンプレート: ソース・オブジェクト内の変更されたデータをキャプチャします。
Oracleターゲット・コード・テンプレート: CTフレームワーク内でマップを配布および実行します。
ファンクション・コード・テンプレート: ファンクション、パッケージ、プロシージャを配布します。
事前定義済のCTをインポートでき、また固有の要件に基づいて新規CTを作成できます。