柔軟にデータを移動できるコード・テンプレート

Oracle同士のデータベース・リンク、ゲートウェイ、およびODBCで提供されるデータ移動では不十分な場合があります。Oracle Warehouse Builder 11gリリース2（11.2）では、コード・テンプレートを使用してさらに柔軟にデータを移動できるフレームワークもサポートされています。

ETLマッピングを設計する場合、Oracleによるマッピングを使用して高度のデータ・トランスフォーメーション・オプションを使用するか、またはコード・テンプレートを使用したマッピングでより柔軟に接続およびデータ移動を行うかを選択できるようになりました。

コード・テンプレートによるマッピングを使用する場合は、個別のマッピングまたはマッピングの特定部分に代替のデータ移動方法を割り当てるためのコード・テンプレートを選択できます。選択したテンプレートに従って、実行可能コードが生成され、そのコードを実行するコントロール・センター・エージェントに配布します。

データ移動のためのJDBCの接続性はコード・テンプレートのマッピングの使用方法に依存し、データ移動コードは実際にはコード・センター・エージェント内で実行されます。一括データ抽出やローディングなどのユースケースに適合する、他のデータ移動方法のための代替テンプレートを選択することもできます。新規テンプレートを構築して、Warehouse Builderでは標準でサポートされていないデータ移動方法を実装することもできます。

コード・テンプレートの使用方法の詳細は、参照してください。また、コード・テンプレートを使用したETLマッピングの詳細は、Oracle Warehouse Builder ETLおよびデータ品質ガイドを参照してください。