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複数のレコード定義

COBOLが生成するファイルには複数のレコード・タイプを含めることができます。ファイル定義にレベル01の項目が複数ある場合、常にそれぞれのレベル01が、データ・レコード領域の異なる定義になります。データ・レコード領域に維持されるレコードは1回に1つのみです。したがって、1回に使用されるレベル01定義は1つのみです。たとえば、部門レコードと従業員レコードの2つのレコード・タイプを1つのファイルに含めることができます。レベル01項目は、部門レコードと従業員レコードの両方に定義されます。レコードごとに、そのレコードの階層がレベル01項目の後に続き、レコード全体を定義します。各レコードには、レコード・タイプを識別するフィールドが含まれています。このレコード・タイプは、すべてのレコード定義において同じ位置に存在します。

次の例では、レコード・タイプは先頭に存在します。

複数のレコードを持つコピーブック

01   DEPARTMENT-RECORD. 
      05 DEPT-RECORD-TYPE PIC X. 
      05 DEPT-ID PIC 999. 
      05 DEPT-NAME PIC X(30). 
      05 DEPT-DESCRIPTION PIC X(160). 
01   EMPLOYEE-RECORD.
      05 EMP-RECORD-TYPE PIC X. 
      05 EMP-ID PIC 9(6). 
      05 EMP-NAME PIC X(30). 
      05 EMP-REGION PIC 9. 
      05 EMP-DEPT PIC 999.