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f?p構文を使用したページのリンク

アプリケーションのページ間にリンクを作成するには、次の構文を使用します。

f?p=App:Page:Session:Request:Debug:ClearCache:itemNames:itemValues:PrinterFriendly

表「f?p構文の引数」に、f?p構文を使用するときに渡すことが可能な引数を示します。

f?p構文の引数

構文 説明

App

アプリケーションIDまたは英数字の別名を指定します。

Page

ページ番号または英数字の別名を指定します。

Session

セッションIDを指定します。セッションIDを参照して、セッション番号を渡すことで同じセッション・ステートを保持している他のページへのハイパーテキスト・リンクを作成できます。セッションIDを参照するには、次の構文を使用します。

  • 短縮置換文字列: &SESSION

  • PL/SQL: V('SESSION')

  • バインド変数: :APP_SESSION

Request

REQUESTの値を設定します。REQUESTの値は、各アプリケーション・ボタンによって、そのボタンの名前に設定されます。これによって、ユーザーがボタンをクリックしたときに、受入れプロセスでそのボタンの名前が参照されるようになります。REQUESTを参照するには、次の構文を使用します。

  • 置換文字列: &REQUEST

  • PL/SQL: V('REQUEST')

  • バインド変数: :REQUEST

Debug

アプリケーション処理の詳細を表示します。DEBUGフラグの有効値はYESまたはNOです。このフラグをYESに設定すると、アプリケーション・プロセスの詳細を表示できます。DEBUGフラグを参照するには、次の構文を使用します。

  • 短縮置換文字列: &DEBUG

  • PL/SQL: V('DEBUG')

  • バインド変数: :DEBUG

参照: 「アプリケーションのデバッグ」

ClearCache

キャッシュをクリアします。これによりアイテムの値がNULLに設定されます。

キャッシュされたアイテムを単一のページでクリアするには、数値ページ番号を指定します。キャッシュされたアイテムを複数のページでクリアするには、ページ番号のカンマ区切りのリストを使用します。ページのキャッシュをクリアすると、ページのステートフル・プロセスもリセットされます。個別の値またはカンマ区切りの値には、リセットするコレクション名を追加することや、リクエストされたページにおけるリージョンのページ区切りをリセットするためにキーワードRPを追加することができます。キーワードAPPは、すべてのページのキャッシュおよびカレント・アプリケーションにおけるすべてのアプリケーション・レベルのアイテムをクリアし、現行のユーザーのソート・プリファレンスを削除します。キーワードSESSIONAPPキーワードと同じ結果になりますが、カレント・セッションで使用されたすべてのアプリケーションに関連付けられたアイテムをクリアします。

参照: 「セッション・ステートのクリア」

itemNames

URLでセッション・ステートを設定するために使用される、カンマで区切られたアイテム名のリストです。

itemValues

URLでセッション・ステートを設定するために使用されるアイテム値のリストです。アイテム値にコロンを含めることはできませんが、カンマをバックスラッシュで囲んで指定することは可能です。アイテム値にカンマを渡すには、文字をバックスラッシュで囲んでください。次に例を示します。

\123,45\

PrinterFriendly

ページを「印刷用」モードでレンダリングするかどうかを決定します。PrinterFriendlyが「はい」に設定されている場合は、ページが「印刷用」モードでレンダリングされます。PrinterFriendlyの値は、リージョンなどの要素をページから削除して印刷される出力を最適化するための条件のレンダリングに使用されます。印刷用プリファレンスを参照するには、次の構文を使用します。

V('PRINTER_FRIENDLY')

参照時は、Application Expressエンジンはタブやナビゲーション・バーを表示しません。すべてのアイテムは、フォーム要素ではなくテキストで表示されます。


f?p構文の動作を理解することは重要ですが、この構文をユーザー自身が構築する必要がある場合はほとんどありません。アプリケーション・ビルダーには、これらの参照を自動的に作成する多くのウィザードが含まれています。次のセクションでは、f?p構文を使用してページをリンクする多くの具体的な場合について説明します。