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セッションの概要

セッションは、ページ・ビュー間で永続性(またはステートフルな動作)を確立する論理的な構成体です。各セッションには、一意の識別子が割り当てられています。Application Expressエンジンは、この識別子(セッションID)を使用して、各ページ・ビューの前後に、アプリケーションで作業中のデータ・セット(セッション・ステート)を格納および取得します。

個々のセッションは相互に完全に独立しているため、任意の数のセッションがデータベース内に同時に存在できます。セッションは管理者によって消去されるまでデータベース内で存続するため、ユーザーは、以前のセッションに戻ることができ、1つのアプリケーションを長期間実行し続けることができます。また、ユーザーは複数のブラウザ・セッションで、アプリケーションの複数のインスタンスを同時に実行できます。

セッションは、ページ・リクエストの処理に使用されるOracleのデータベース・セッションとは論理的にも物理的にも異なります。ユーザーはアプリケーションを、1つのOracle Application Expressセッションで、ログインからログアウトまで実行します。この期間は、通常分単位か時間単位です。このセッション中にページがリクエストされるたびに、Application ExpressエンジンはOracleのデータベース・セッションを作成または再利用してデータベース・リソースにアクセスします。多くの場合、これらのデータベース・セッションは、数分の1秒のみ存続します。


参照:

Oracle Application Express管理ガイドの「アクティブ・セッションの表示」を参照してください。