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条件付きのレンダリングおよびプロセスの理解

条件とは、リージョン、アイテム、ボタンおよびタブの表示と、プロセス、計算および検証の実行を制御するために役立つ論理単位です。たとえば、ボタンに条件を適用すると、レンダリング・エンジンによって、レンダリング(ページ表示)プロセス中にその条件が評価されます。条件に合格するかどうかによって、そのページ・コントロール(この場合はボタン)が表示されるかどうかが決まります。

条件を指定するには、条件タイプを選択します。条件タイプは、コントロールまたはコンポーネントを最初に作成するときに選択するか、コントロールまたはコンポーネントを編集する場合に条件タイプ属性から選択します。選択した条件タイプに応じて、「式」フィールドに適切な値を入力します。条件は、「式」フィールドに入力した値に基づいて、trueまたはfalseに評価されます。


注意:

「式」フィールドを使用するかどうかは、選択した条件タイプによって決まります。いずれのフィールドの値も必要としない条件タイプ、「式1」の値のみが必要な条件タイプ、両方のフィールドの値が必要な条件タイプなどがあります。これらのフィールドは「式1」および「式2」とラベル付けされていますが、指定した条件タイプの値がという用語の公式の定義に準拠していない場合があります。これらの値は、選択した条件タイプに適したテキスト値です。

任意のコンポーネントまたはコントロールに使用可能なすべての条件のリストを表示するには、「条件タイプ」リストの右側にある矢印をクリックします。リストのすぐ下に、一般的な選択項目へのショートカットが表示されます。条件に式が必要な場合は、該当するフィールドにその式を入力します。

次のセクションでは、一般的に使用されるいくつかの条件タイプについて説明します。


参照:

使用可能な条件タイプの詳細なリストは、使用可能な条件を参照してください。

式1のカレント・ページ

式1のカレント・ページは、カレント・ページ番号が、「式1」内のカンマで区切られたページ・リストに含まれている場合にtrueと評価されます。次に例を示します。

3,100,203

カレント・ページが100である場合、この条件はtrueに評価され、条件に合格します。

存在する

「存在する(SQL問合せが1行以上を戻す)」は、SQL問合せとして表現されます。問合せで1行以上が戻される場合、この条件はtrueと評価されます。次に例を示します。

SELECT 1 FROM employees WHERE department_id = :P101_DEPTNO

この例では、アイテムP101_DEPTNOがバインド変数として参照されます。アプリケーション・プロセスおよびSQL問合せリージョン内でバインド変数を使用すると、アイテムのセッション・ステートを参照できます。P101_DEPTNOの値に指定した部門に1人以上の従業員が存在する場合、この条件はtrueと評価されます。

PL/SQL式

「PL/SQL式」は、trueまたはfalseを評価する式を有効なPL/SQL構文で指定するために使用します。次に例を示します。

NVL(:MY_ITEM,'NO') = 'YES'

前述の例のように、:MY_ITEMの値が「はい」であれば、この条件はtrueと評価されます。:MY_ITEMが「いいえ」であれば、この条件はfalseと評価されます。