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検証の理解

検証を宣言的に定義するには、検証方法を選択します。検証メッセージ・フィールドに、実際の検証の編集確認を入力します。検証が失敗した場合は、後続のページ・プロセスまたは計算が行われないことに注意してください。また、入力した検証は、選択した検証タイプと一貫性がある必要があることも注意してください。検証タイプの詳細は、オンライン・ヘルプを参照してください。

トピック:

検証の作成

検証を作成するには、次のステップを実行します。


注意:

検証に対して入力するテキストは、3,950文字以下にする必要があります。

  1. 該当するページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. 「ページ・プロセス」の「検証」で、「作成」アイコンをクリックします。

    検証の作成ウィザードが表示されます。

  3. 検証レベルを選択します。

    • 「アイテム・レベルの検証」: 単一のアイテムに固有のものです。

    • 「ページ・レベルの検証」: 単一のアイテムには適用されず、ページ全体に適用されます。

  4. アイテム・レベル検証を選択した場合、検証するアイテムを選択し、「次へ」をクリックします。

  5. 表「検証方法」の説明に従って、検証方法を選択します。

    検証方法

    検証方法 説明

    SQL

    アイテムの値をデータベース内のデータと比較します。

    たとえば、SQL検証を使用して、フィールドに入力した姓がデータベースに存在するかどうかを検証できます。次のEXISTS SQL検証では、フィールドはP1_LAST_NAMEという名前で、表はcustomersという名前です。

    SELECT 1 FROM customers 
    WHERE last_name = :P1_LAST_NAME
    

    PL/SQL

    入力されたデータの検証に複雑なロジックを必要とする場合に有用です。

    たとえば、アドレスが米国以外のユーザーには県の入力を求めるアドレス・フォームの検証を作成する必要があるとします。次のPL/SQLを使用して、ブールを戻すファンクションとして検証を作成できます。

    BEGIN
      IF :P1_COUNTRY = 'US' AND :P1_PROVINCE IS NULL THEN
         RETURN FALSE;
      ELSE
        RETURN TRUE;
      END IF;
    END;
    

    PL/SQL式として実装する同じ検証を作成することもできます。

    NOT (:P1_COUNTRY='US' AND  :P1_PROVINCE IS NULL);
    

    アイテム・レベルNULL

    セッション・ステートのアイテム値がNULLかどうかを確認します。

    たとえば、アイテムの検証を作成してから検証方法「アイテムがNOT NULL」を選択して、ユーザーがフィールドに値を入力したことを検証できます。

    アイテム文字列の比較

    アイテム値を特定の文字列と比較します。

    アイテムの値とリテラル文字列を比較する文字列の比較検証がいくつかあります。たとえば、検証タイプ「式1のアイテムが式2に含まれる」を選択して、フィールドのユーザー・エントリを、指定した値リストに対して検証します。

    式1に、検証するアイテムの名前をコロンなしで入力します。次に例を示します。

    P1_VALUE
    

    式2に、検証先の値の文字列を入力します。次に例を示します。

    ABC/DEF/GHI
    

    正規表現

    正規表現は、テキスト・パターンを記述する方法を提供します。「正規表現」検証を使用して、データの検証を実行します。

    たとえば、次の正規表現検証を使用して、入力データの文字列が必ずカンマ区切りの6桁の数値のグループで構成され、後ろにカンマが続いていることを検証できます。

    ^([[:digit:]]{6},)+$
    

    この正規表現検証では、次のエントリは有効とみなされます。

    123456,654321,

    123456,

    123456,123456,654321

    しかし、次のエントリは有効ではありません。

    123456,12345

    12345


  6. SQL、PL/SQLおよびアイテム文字列の比較検証の場合、作成する検証のタイプを選択し、「次へ」をクリックします。

  7. 順序および検証名を指定し、「次へ」をクリックします。

  8. 検証方法に応じて、検証が失敗した場合に表示する検証またはメッセージ・テキストを入力します。「次へ」をクリックします。

  9. この検証に適用される条件を定義し、「作成」をクリックします。

検証エラー・メッセージの表示方法の定義

検証エラー・メッセージをインライン表示(検証が実行されたページで表示)するか、個別のエラー・ページで表示するかを選択できます。

検証エラー・メッセージの表示方法を定義するには、次のステップを実行します。

  1. 該当するページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. 「検証」で、該当する検証を選択します。

    検証の属性ページが表示されます。

  3. 「エラー・メッセージ」までスクロールします。

  4. 「エラー・メッセージ」に、エラー・メッセージ・テキストを入力します。

  5. 「エラー・メッセージ表示位置」から表示位置を選択します。

    この属性で検証エラー・メッセージの表示位置を指定します。検証エラー・メッセージは、エラー・ページに表示したり、既存ページ内にインラインで表示できます。インライン・エラー・メッセージは、通知領域(ページ・テンプレートの一部として定義される)に表示したり、フィールド・ラベル内に表示できます。

    すべての処理(検証を含む)を停止するハード・エラーを作成する場合は、エラー・ページにエラーを表示する必要があります。

  6. 「フィールドでインライン表示」または「フィールドおよび通知でインライン表示」を選択した場合は、アイテムをエラー・メッセージに関連付ける必要があります。アイテムをエラー・メッセージに関連付けるには、「関連付けられたアイテム」リストからアイテムを選択します。

  7. 「変更の適用」をクリックします。


ヒント:

「フィールドでインライン表示」または「フィールドおよび通知でインライン表示」を選択した場合、検証エラー・メッセージが表示されてページが再レンダリングされる間、Application Expressエンジンでは計算またはプロセスが実行されないことに注意してください。

検証の条件付き実行

「条件」で、検証を実行するタイミングおよび検証を実行するかどうかを制御できます。

既存の検証に対して条件を作成するには、次のステップを実行します。

  1. 該当するページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. 「検証」で、該当する検証を選択します。

    検証の属性ページが表示されます。

  3. 「条件」までスクロールします。

  4. ユーザーが特定のボタンをクリックしたときに検証を実行させるには、「対象ボタン」リストから選択します。

  5. 「条件タイプ」リストから選択します。

  6. 選択した条件タイプに応じて、式属性に値を入力します。指定した条件に一致した場合、検証がレンダリングまたは処理されます。

  7. 「変更の適用」をクリックします。