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LOVに基づくアイテム内のNULL値の参照

LOVにはNULL表示値オプションとNULL戻り値オプションがあります。NULL表示値はエンド・ユーザーに対してリストに表示される値で、リストの適切な(非NULL)値の選択は行われないことを示しています。ユーザーがNULL表示値を選択すると、ページの送信時にLOVのNULL戻り値がアプリケーションに送られます。開発者がNULL戻り値を指定しない(または空の)ままにした場合、転送される実際の値は空の文字列またはOracle NULLではなく、リテラルの%null%です。このリテラルを処理してNULL選択として扱うように、アプリケーションを準備する必要があります。

送信された値を評価するためのコードを記述する場合は、この動作に注意してください。たとえば、送信されたアイテムP1_Xがあるページによって評価され、そのアイテムをPL/SQL式replace(:P1_X,'%'||null%',null)を使用してセッション・ステートで永続保存するかまたはDMLなどのAPIに渡すために準備する必要があるとします。

問題が発生しないようにするには、ページ計算、プロセスおよび検証で実行される式で%null%を適切にコード化する必要があります。保存される際に%null%がアプリケーションによってページ・メタデータ内のNULL値と置き換えられないように、文字列を分割する必要があります。次に例を示します。

'%'||'null%'