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サンプル・オブジェクトのインストール

Oracle Application Expressでは、ユーザーは作業領域にログインします。各作業領域は、オブジェクト、データおよびアプリケーションを仮想プライベート・データベースに区切る共有の作業領域として考えることができます。

このガイドのタスクを実行する前に、作業領域内に適切なサンプル・オブジェクトを作成する必要があります。これらのサンプル・オブジェクトは一般的に次の2つのスキーマにインストールされたオブジェクトのコピーです。

作業領域でローカルでオブジェクトを作成するには、OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションをインポートします。

トピック:


ヒント:

OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションに関連付けられたオブジェクトを正常にインポートするには、OracleデータベースにOracle Spatialが含まれている必要があります。データベース・インスタンスにOracle Spatialが含まれていない場合、Database Configuration Assistantを使用してインストールできます。詳細は、使用しているオペレーティング環境向けのOracle Application Expressインストレーション・ガイドを参照してください。

OEHRサンプル・オブジェクトのダウンロード

OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションをインポートするには、Oracle Technology Network(OTN)からダウンロードする必要があります。

次の手順で、OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションをダウンロードします。

  1. Webブラウザで、次に移動します。

    http://www.oracle.com/technology/products/database/application_express/
    
  2. 「Packaged Applications」をクリックします。

  3. 「OEHR Sample Objects」をクリックします。

  4. oehr_sample_objects.zipファイルをダウンロードして、コンピュータに保存します。

  5. oehr_sample_objects_installer.sqlファイルを解凍および抽出します。

    • Microsoft Windows: oehr_sample_objects.zipファイルをダブルクリックします。

    • UNIXまたはLinux: 次のコマンドを入力します。

      $ unzip oehr_sample_objects.zip
      

OEHRサンプル・オブジェクトのインポート

OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションをダウンロードして解凍したら、これをOracle Application Expressにインポートします。インポート・プロセスの間に、アプリケーションおよびサポートされるオブジェクトの両方のインストールを指定します。アプリケーションをインストールすると、このガイドの演習を完了するために必要なオブジェクトおよびサンプル・データが作成されます。

次の手順で、OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションをインポートし、インストールします。

  1. Oracle Application Expressにログインします。

    手順は、「ホスティングされたデモ環境へのログイン」または「ローカル・インスタンスへのログイン」を参照してください。

  2. 作業領域のホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。

    アプリケーション・ビルダーのホームページが表示されます。

  3. 「インポート」ボタンをクリックします。

  4. ファイルの指定で、次の内容を指定します。

    1. ファイルのインポート: 「参照」をクリックして、oehr_sample_objects_installer.sqlファイルにナビゲートします。

    2. ファイル・タイプ: 「アプリケーション」、「ページ」または「コンポーネントのエクスポート」を選択します。

    3. ファイルのキャラクタ・セット: 正しいキャラクタ・セットを選択します。

    4. 「次へ」をクリックします。

    次に、インポートしたファイルをインストールする必要があります。

  5. インポートしたファイルをインストールするには、「次へ」をクリックします。

    アプリケーションのインストール・ウィザードが表示されます。

  6. アプリケーションのインストール・ウィザードでは、次の内容を指定します。

    1. 解析対象スキーマ: 開発環境の設定時に作成したスキーマを選択します。

    2. ビルド・ステータス: 「アプリケーションの実行および構築」を選択します。

    3. 次のアプリケーションとしてインストール: 「新しいアプリケーションIDを自動割当て」を選択します。

    4. 「インストール」をクリックします。

  7. 「サポートするオブジェクトのインストール」では、「はい」を選択して「次へ」をクリックします。

  8. 「インストール 」をクリックして選択内容を確定します。

  9. インストールが完了したら、ページ上部の「ホーム」ブレッドクラム・リンクをクリックします。

    アプリケーション・ビルダーのホームページが表示されます。

作業領域内の記憶域の確認

OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションのインストールで問題が発生した場合は、作業領域内の使用可能な領域を確認します。十分な領域がない場合は、追加の記憶域をリクエストしてください。

ユーザーが作業領域管理者の場合、次の作業を実行できます。

OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションの削除

OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションの削除、およびサポートするオブジェクトを完全に削除することにより、関連付けられたすべてのオブジェクトおよびサンプル・データは削除されます。

次の手順で、OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションを削除します。

  1. Oracle Application Expressにログインします。

  2. 作業領域のホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。

    アプリケーション・ビルダーのホームページが表示されます。

  3. OEHRサンプル・オブジェクトのアイコンをクリックします。

  4. 「タスク」リストで「このアプリケーションの削除」をクリックします。

    削除ページが表示されます。

  5. すべての関連付けられたオブジェクトおよびサンプル・データを削除するには、「アプリケーション定義の削除」および「サポートされているオブジェクトの削除」を選択します。

  6. 「削除」をクリックします。

OEHRサンプル・オブジェクトのかわりにHRスキーマを使用する場合

ローカルにインストールされたOracle ApApplication Expressリリース2.2.1.1以上のインスタンス( http://apex.oracle.comなどのホスティングされたデモ環境以外)を使用して、HRスキーマがインストールされている場合は、直接HRスキーマに対してこのガイドの演習を実行できます。

そのためには、「OEHRサンプル・オブジェクトのインポート」で説明されているとおりに手順を実行するかわりに、HRスキーマを作業領域に関連付ける必要があります。


注意:

HRスキーマの表名にはOEHRの接頭辞は含まれていません(OEHR_EMPLOYEESではなくEMPLOYEES)。このガイドでは、OEHRスキーマを使用してすべてのステップを説明しているため、選択およびコードを適宜調整する必要があります。

また、他のユーザーがHRスキーマを使用している可能性があることにも注意してください。これによりオブジェクトまたはオブジェクト内のデータがこのガイドにあるものと異なる可能性があります。


データベース・オブジェクトの表示

オブジェクト・ブラウザで作成したオブジェクトを確認してください。オブジェクト・ブラウザではデータベースのオブジェクトの参照、作成、編集が可能です。

オブジェクトを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 作業領域のホームページで、「SQLワークショップ」をクリックします。

  2. 「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。

    オブジェクト・ブラウザが表示されます。

    図o_brws_oehr.gifの説明が続きます
    図o_brws_oehr.gifの説明

    オブジェクト・ブラウザは2つのセクションに分割されています。

    • 「オブジェクト選択」ペインはオブジェクト・ブラウザ・ページの左側に表示され、現行スキーマ内で選択したタイプのデータベース・オブジェクトがリストされています。

    • ページの右側に「詳細」ペインが表示され、選択したオブジェクトの詳細な情報が表示されます。

  3. 左側の「オブジェクト選択」ペインのリストから、「表」を選択します。

    「詳細」ペインは現在のスキーマで表をリストします。

  4. 「オブジェクト選択」ペインで、リストから「OEHR_EMPLOYEES」をクリックします。

    「詳細」ペインには表の詳細が表示されます。

  5. 「詳細」ペイン上部の「データ」タブをクリックします。

    OEHR_EMPLOYEES表にデータが表示されます。他のタブには選択したオブジェクトに関する詳細が表示されることに注意してください。

  6. オブジェクト名を検索するには、「検索」フィールドに大/小文字を区別しない検索条件を入力します。

    図o_brws_srch_oehr.gifの説明が続きます
    図o_brws_srch_oehr.gifの説明

  7. すべてのオブジェクトを表示するには、検索フィールドを空白のままにします。


参照:

Oracle Application Express SQLワークショップおよびユーティリティ・ガイドの「オブジェクト・ブラウザを使用したデータベース・オブジェクトの管理」