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独自のローカル環境の設定

ホスティングされたデモ環境を使用するかわりに、Oracle Application Expressをローカルにインストールできます。ローカルにインストールする場合は、開発環境を設定する必要があります。実行する必要のある通常の手順は次のとおりです。

  1. 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」の説明に従って、Oracle Application Express管理サービスにログインします。

  2. 「作業領域の作成」の説明に従って、作業領域を作成します。

  3. (オプション)「追加ユーザー・アカウントの作成」の説明に従って、開発者または管理者権限を持つ追加ユーザーを作成します。


注意:

このチュートリアルでは、ユーザーがOracle Application Expressの使用を開始できるように、開発環境を設定するための簡略化した方法について説明します。ただし、現実の開発ニーズに対応した開発環境を設定する場合は、Oracle Application Express管理者ガイドでOracle Application Expressのホスティングされたインスタンスの管理に関する項を参照してください。

管理サービスへのログイン

ローカルの開発環境を設定するには、まずOracle Application Express管理サービスにログインする必要があります。これはOracle Application Expressインスタンスのすべてを管理するための独立したアプリケーションです。

Oracle Application Express管理サービスにログインするには、次のステップを実行します。

  1. Webブラウザで、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションに移動します。使用する設定に応じて、Oracle Application Express管理サービスは次の場所のいずれかにインストールされます。

    • 設定で埋込みPL/SQLゲートウェイを使用する場合は、次を参照してください。

      http://hostname:port/apex/apex_admin
      

      各要素の意味は次のとおりです。

      • hostnameは、Oracle XML DB HTTP Serverがインストールされているシステムの名前です。

      • portは、Oracle XML DB HTTP Serverに割り当てられているポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は8080です。

      • apexは、構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。

        以前のリリースからアップグレードしたユーザー、またはカスタム構成を行っているユーザーの場合、この値にhtmldbやそれ以外の値が設定されている場合があります。Oracle Application Express管理者にDADの値を確認してください。


      参照:

      Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドのOracle XML DB HTTP Serverポートの検証に関する項

    • mod_plsqlを使用して設定でOracle HTTP Server(Apache)を使用する場合は、次を参照してください。

      http://hostname:port/pls/apex/apex_admin
      

      各要素の意味は次のとおりです。

      • hostnameは、Oracle HTTP Serverがインストールされているシステムの名前です。

      • portは、Oracle HTTP Serverに割り当てられているポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は7777です。Oracle HTTP Serverのインストール時のポート番号に関する情報は、次のファイルのいずれかで参照できます。

        ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\install\portlist.ini
        
        ORACLE_BASE\ORACLE_HTTPSERVER_HOME\Apache\Apache\conf\httpd.conf
        

        ポート番号を変更しても、portlist.iniファイルは更新されないことに注意してください。このファイルで確認できるのは、インストール直後のみです。

      • plsは、mod_plsqlカートリッジを使用するためのインジケータです。

      • apexは、mod_plsql構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。

        以前のリリースからアップグレードしたユーザー、またはカスタム構成を行っているユーザーの場合、この値にhtmldbやそれ以外の値が設定されている場合があります。Oracle Application Express管理者にDADの値を確認してください。


        参照:

        データベース・アクセス記述子の詳細は、Oracle Application Expressインストレーション・ガイドのOracle Databaseのポート番号の管理に関する項およびORACLE_BASE¥ORACLE_HTTPSERVER_HOME¥Apache¥modplsql¥conf¥dads.readmeを参照してください。

    ログイン・ページが表示されます。

  2. 「ユーザー名」に、Oracle Application Expressのインストール時に指定したユーザー名を入力します。

  3. 「パスワード」に、Oracle Application Expressのインストール時に指定したOracle Application Express管理者アカウントのパスワードを入力します。

  4. 「ログイン」をクリックします。

    Oracle Application Express管理サービスが表示されます。

作業領域の作成

「管理サービス」では作業領域を作成します。作業領域はOracle Application Express開発環境内の共有の作業領域で、一意のIDと名前があります。作業領域内のすべてのユーザーはこのアプリケーションおよびスクリプトにアクセスできます。作業領域の詳細は、「作業領域の概要」を参照してください。

次の手順で、作業領域を作成します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。

    ホームページには管理サービスが表示されます。

  2. 「作業領域の管理」をクリックします。

  3. 「作業領域の管理」で、「作業領域の作成」をクリックします。

    作業領域の作成ウィザードが表示されます。

  4. 「作業領域の指定」では、次の情報を入力します。

    1. 作業領域名: 一意の作業領域名を入力します。このガイドでは、作業領域名に2DayPlusを使用します。

      通常、意味を持つ作業領域名を入力します。たとえば、自分の名前、企業名、アプリケーションに関連するプロジェクト名または部門名を入力します。

      作業領域とスキーマの両方に同じ名前を使用する場合は、アルファベット文字のみを使用して作業領域名を入力します。スキーマ名はアルファベット文字に制限されています。

    2. 説明: 作業領域の説明を入力します。

    3. 「次へ」をクリックします。

    図cr_wkpc1.gifの説明が続きます
    図cr_wkpc1.gifの説明

  5. 「スキーマの指定」では、次の情報を入力します。

    1. 既存のスキーマを再利用: 最初の作業領域の作成時には「いいえ」を選択します。

      スキーマはデータベース・オブジェクトの論理的なコンテナです。この項では、このチュートリアルの後で追加するデータベース・オブジェクトのコンテナを作成します。

    2. スキーマ名: スキーマの名前を入力します。このガイドではTWODAYPLUSをスキーマの名前に使用します。

      スキーマ名に使用できるのはアルファベット文字のみです。

    3. スキーマのパスワード: パスワードを大/小文字を区別して入力します。

    4. 領域割当て制限(MB): このガイドで必要なオブジェクトの作成に十分な領域を確保するため、10MB以上を選択します。

    5. 「次へ」をクリックします。

    図cr_wkspc_schema.gifの説明が続きます
    図cr_wkspc_schema.gifの説明

  6. 「管理者の指定」では、次の情報を入力します。

    1. 管理者のユーザー名: デフォルト値ADMINを受け入れます。またはOracle Application Expressで使用される別のユーザー名を入力します。

      管理者としてのユーザー自身のアカウントを作成します。追加ユーザーの作成の手順は、「追加ユーザー・アカウントの作成」を参照してください。

    2. 管理者のパスワード: 大/小文字を区別するパスワードを入力します。

    3. 有効な電子メール・アドレスを含む残りの情報を入力し、「次へ」をクリックします。

      Oracle Application Express環境の電子メール設定を構成した場合、Oracle Application Expressにアクセスするログイン資格証明は、ここに入力した電子メール・アドレスに送信されます。

      図cr_wkspc_admin.gifの説明が続きます
      図cr_wkspc_admin.gifの説明

  7. 選択内容を確認して、「作成」をクリックします。

ローカル・インスタンスへのログイン

Oracle Application Expressのローカル・インスタンスへログインするには、次の情報が必要です。

開発環境内を設定する場合は、ログイン資格証明が必要です。ログイン資格証明がない場合は、ユーザー・アカウントの作成者に連絡をして必要な情報を取得します。

Oracle Application Expressにログインするには、次のステップを実行します。

  1. Webブラウザで、Oracle Application Expressのログイン・ページに移動します。設定に応じて、Oracle Application Expressは次のいずれかの場所にインストールされます。

    • 設定で埋込みPL/SQLゲートウェイを使用する場合

      http://hostname:port/apex
      
    • mod_plsqlを使用して設定でOracle HTTP Server(Apache)を使用する場合

      http://hostname:port/pls/apex
      

    URLの説明に関しては、「管理サービスへのログイン」を参照してください。

    ログイン・ページが表示されます。

  2. 「ログイン」で、ログイン資格証明を入力します。

  3. 「ログイン」をクリックします。