ホーム > Oracle Formsアプリケーションの変換 > ステップ 1: Oracle FormsからXMLへの変換 > Formモジュール、オブジェクト・ライブラリまたはMenuモジュールのXMLへの変換
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Oracle FormsのFormモジュール、 Menuモジュールおよびオブジェクト・ライブラリ・ファイルを、Oracle FormsからXMLへの変換ツールForms2XML
を使用してXML(Extensible Markup Language)に変換できます。
トピック
注意: Forms2XML ユーティリティでは、英語でのみXMLファイルを生成する必要があります。生成されるXMLタグが英語以外のときは、そのファイルのロードが失敗します。 |
Oracle FormsからXMLへの変換ツールであるForms2XML
は、Oracle9i Oracle Developer Suiteで導入され、Oracle Developer Suite 10gでも使用できます。このツールでは、以前のリリースのOracle Formsのファイルも処理できます。Oracle FormsからXMLへの変換ツールが以前のバージョンのOracle Formsの特定のファイルに対して機能しない場合は、そのファイルをOracle Developer Suite 9iまたは10gにアップグレードしてからXMLに変換する必要があります。
Forms2XML
では、Formsファイルと同じベース名で拡張子が.xml
のXMLファイルが生成されます。また、元のファイルがFormモジュール、Menuモジュールまたはオブジェクト・ライブラリのどれであったかを示すために、元のファイルのベース名に_fmb
、_mmb
または _olb
が付加されます。次の表は、変換するファイルの名前がどのように変更されるかを示す例です。
変換前のファイル名 | 変換後のファイル名 |
---|---|
myForm .fmb |
myForm _fmb.xml |
myMenu .mmb |
myMenu _mmb.xml |
myLibrary .olb |
myLibrary _olb.xml |
Forms2XML
コマンドは、引数として1つ以上のFormsモジュール・ファイルを取ります。指定できるファイルは、Formsモジュール・ファイル(.fmb
)、オブジェクト・ライブラリ・ファイル(.olb
)またはMenuモジュール・ファイル(.mmb
)です。出力は、現行のフォルダに作成されます。コマンドの構文は次のとおりです。
frmf2xml [options] file1 [file2...] java oracle.forms.util.xmltools.Forms2XML [options] file1 [file2...]
次のオプションを指定できます。
オプション | 説明 |
---|---|
USE_PROPERTY_IDS=YES/NO |
USE_PROPERTY_IDS をYES に設定すると、FormsからXMLへの変換ツールで、実数または文字の内部IDがXMLファイルに書き込まれます。
デフォルト値( 注意: Forms2XMLユーティリティは、 |
OVERWRITE=YES/NO |
有効な値はYES またはNO です。
ファイル file はすでに存在します。置換するにはOVERWRITE=YES引数を使用してください。 |
DUMP=ALL/OVERRIDEN |
DUMP=ALL のときは、すべてのプロパティがダンプされます。
|
Forms2XML
ツールにJdapiModule
Javaオブジェクト(クラスoracle.forms.jdapi.JdapiModule
)を渡して、そのオブジェクトおよびプロパティをXMLDocument
(クラスoracle.xml.parser.v2.XMLDocument
)にダンプすることができます。次に例を示します。
... // get the modules in the session JdapiIterator mods = Jdapi.getModules(); // ... and iterate round them while(mods.hasNext()) { JdapiModule mod = (JdapiModule)mods.next(); Forms2XML converter = new Forms2XML( XMLDocument doc = converter.dumpModule(false); ... }
dumpModule()
メソッドで指定したBOOLEAN型引数により、converter
に対して、上書きされたプロパティだけではなくすべてのプロパティをXMLDocument doc
へダンプするよう指示している点に注意してください。
XMLDocument
オブジェクトとしてモジュールが作成されると、XDKクラスを使用して操作できます。たとえば、モジュールの走査、オブジェクトの追加と削除、プロパティの変更、XMLDocument
オブジェクトとして保存されている他のモジュールへのオブジェクトのコピーなどの各種操作をすべてプログラムから実行できます。
Oracle Formsの詳細は、次のホスティングされたヘルプ・ファイルを参照してください。
http://www.oracle.com/webapps/online-help/forms/