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FETCH_USERプロシージャのシグネチャ3

このプロシージャは、ユーザー・アカウント・レコードをフェッチします。このプロシージャを実行するには、カレント・ユーザーに作業領域での管理権限が必要です。このプロシージャには、オーバーロードされたバージョンが3つあり、許容されるパラメータやシグネチャはそれぞれ異なります。

シグネチャ3の構文

APEX_UTIL.FETCH_USER (
    p_user_id                           IN                   NUMBER,
    p_workspace                         OUT                  VARCHAR2,
    p_user_name                         OUT                  VARCHAR2,
    p_first_name                        OUT                  VARCHAR2,
    p_last_name                         OUT                  VARCHAR2,
    p_web_password                      OUT                  VARCHAR2,
    p_email_address                     OUT                  VARCHAR2,
    p_start_date                        OUT                  VARCHAR2,
    p_end_date                          OUT                  VARCHAR2,
    p_employee_id                       OUT                  VARCHAR2,
    p_allow_access_to_schemas           OUT                  VARCHAR2,
    p_person_type                       OUT                  VARCHAR2,
    p_default_schema                    OUT                  VARCHAR2,
    p_groups                            OUT                  VARCHAR2,
    p_developer_role                    OUT                  VARCHAR2,
    p_description                       OUT                  VARCHAR2,
    p_account_expiry                    OUT                  DATE,
    p_account_locked                    OUT                  VARCHAR2,
    p_failed_access_attempts            OUT                  NUMBER,
    p_change_password_on_first_use      OUT                  VARCHAR2,
    p_first_password_use_occurred       OUT                  VARCHAR2 );

シグネチャ3のパラメータ

表「Fetch_Userパラメータ・シグネチャ3」に、FETCH_USERプロシージャで使用可能なパラメータを示します。

Fetch_Userパラメータ・シグネチャ3

パラメータ 説明

p_user_id

ユーザー・アカウントの数値の主キー

p_workspace

作業領域の名前

p_user_name

ログインに使用する英数字の名前

参照: 「GET_USERNAMEファンクション」

p_first_name

情報

参照: 「GET_FIRST_NAMEファンクション」

p_last_name

情報

参照: 「GET_LAST_NAMEファンクション」

p_web_password

難読化されたアカウント・パスワード

p_email_address

電子メール・アドレス。

参照: 「GET_EMAILファンクション」

p_start_date

未使用

p_end_date

未使用

p_employee_id

未使用

p_allow_access_to_schemas

ユーザーの作業領域に割り当てられ、ユーザーによるアクセスが制限されているスキーマのリスト

p_person_type

未使用

p_default_schema

ユーザーの作業領域に割り当てられ、参照用にデフォルトで使用されるデータベース・スキーマ。

参照: 「GET_DEFAULT_SCHEMAファンクション」

p_groups

ユーザーがメンバーであるグループのリスト。

参照: 「GET_GROUPS_USER_BELONGS_TOファンクション」および「CURRENT_USER_IN_GROUPファンクション」

p_developer_role

コロンで区切られた開発者ロールのリスト。このパラメータで使用可能な値は、次のとおりです。

null: エンド・ユーザー(開発済アプリケーションに対してのみ認証可能なユーザー)を示します。

CREATE:DATA_LOADER:EDIT:HELP:MONITOR:SQL: 開発者権限を持つユーザーを示します。

ADMIN:CREATE:DATA_LOADER:EDIT:HELP:MONITOR:SQL: 作業領域管理者および開発者の完全な権限を持つユーザーを示します。

注意: 現在このパラメータの名前は一貫しておらず、CREATE_USEREDIT_USERおよびFETCH_USER APIと呼ばれています。ただし、これらのすべての名前が、指定されたユーザー・アカウント・レコードに格納されているDEVELOPER_ROLEフィールドに関連しています。CREATE_USERではp_developer_privsEDIT_USERではp_developer_rolesFETCH_USERではp_developer_roleが使用されます。

参照: 「GET_USER_ROLESファンクション」

p_description

情報

p_account_expiry

アカウント・パスワードが最後にリセットされた日付。

参照: 「END_USER_ACCOUNT_DAYS_LEFTファンクション」および「WORKSPACE_ACCOUNT_DAYS_LEFTファンクション」

p_account_locked

ロック/ロック解除を示すYまたはN

参照: 「GET_ACCOUNT_LOCKED_STATUSファンクション」

p_failed_access_attempts

ログインに連続して失敗した回数

p_change_password_on_first_use

最初の使用時にパスワード変更を強制する設定(YまたはN

p_first_password_use_occurred

パスワードによるログインが行われたかどうかを示すYまたはN


シグネチャ3の例

次の例に、シグネチャ3を使用してFETCH_USERプロシージャを使用する方法を示します。このプロシージャは、現在認証されているユーザーのIDを唯一のINパラメータp_user_idに渡します。その後、コードによって、他のすべてのOUTパラメータの値がローカル変数に格納されます。

DECLARE
    l_workspace                     VARCHAR2(255);
    l_user_name                     VARCHAR2(100);
    l_first_name                    VARCHAR2(255);
    l_last_name                     VARCHAR2(255);
    l_web_password                  VARCHAR2(255);
    l_email_address                 VARCHAR2(240);
    l_start_date                    DATE;
    l_end_date                      DATE;
    l_employee_id                   NUMBER(15,0);
    l_allow_access_to_schemas       VARCHAR2(4000);
    l_person_type                   VARCHAR2(1);
    l_default_schema                VARCHAR2(30);
    l_groups                        VARCHAR2(1000);
    l_developer_role                VARCHAR2(60);
    l_description                   VARCHAR2(240);
    l_account_expiry                DATE;
    l_account_locked                VARCHAR2(1);
    l_failed_access_attempts        NUMBER;
    l_change_password_on_first_use  VARCHAR2(1);
    l_first_password_use_occurred   VARCHAR2(1);
BEGIN
    APEX_UTIL.FETCH_USER(
        p_user_id                       => APEX_UTIL.GET_CURRENT_USER_ID,
        p_workspace                     => l_workspace,
        p_user_name                     => l_user_name,
        p_first_name                    => l_first_name,
        p_last_name                     => l_last_name,
        p_web_password                  => l_web_password,
        p_email_address                 => l_email_address,
        p_start_date                    => l_start_date,
        p_end_date                      => l_end_date,
        p_employee_id                   => l_employee_id,
        p_allow_access_to_schemas       => l_allow_access_to_schemas,
        p_person_type                   => l_person_type,
        p_default_schema                => l_default_schema,
        p_groups                        => l_groups,
        p_developer_role                => l_developer_role,
        p_description                   => l_description,
        p_account_expiry                => l_account_expiry,
        p_account_locked                => l_account_locked,
        p_failed_access_attempts        => l_failed_access_attempts,
        p_change_password_on_first_use  => l_change_password_on_first_use,
        p_first_password_use_occurred   => l_first_password_use_occurred);
END;