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MD5_HIDDENファンクション

このファンクションは、ロストした更新の検出に使用されます。ロストした更新の検出によって、データに同時にアクセスできる複数のアプリケーションのデータの整合性が保証されます。

このファンクションは、非表示のフォーム・フィールドを作成し、50個の入力値を含みます。APEX_ITEM.MD5_HIDDENでも、Oracle DatabaseのDBMS_OBFUSCATION_TOOLKITを使用して、MD5チェックサムが生成されます。

UTL_RAW.CAST_TO_RAW(DBMS_OBFUSCATION_TOOLKIT.MD5())

MD5チェックサムでは、データがネットワークを介して転送される際に、ハッシュやシーケンスによってデータ整合性が確保され、データが改ざんまたは盗用されていないことが保証されます。

構文

APEX_ITEM.MD5_HIDDEN(
    p_idx       IN    NUMBER,
    p_value01   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_value02   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_value03   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    ...
    p_value50   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_col_sep   IN    VARCHAR2 DEFAULT '|')
    RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表「MD5_HIDDENパラメータ」に、MD5_HIDDENファンクションで使用可能なパラメータを示します。

MD5_HIDDENパラメータ

パラメータ 説明

p_idx

生成されるフォーム要素を示します。たとえば、1はF01、2はF02です。通常、p_idxパラメータは指定した列の定数です

p_value01

...

p_value50

50個の値が入力可能です。このパラメータを指定しない場合、デフォルトはNULLになります

p_col_sep

p_valueの入力を区切るために使用する文字列。デフォルトは縦線(|)です


p_idxパラメータは生成されるFXXフォーム要素を指定します。次の例では、7はF07を生成します。また、HTML非表示フォーム要素が生成されることにも注意してください。

SELECT APEX_ITEM.MD5_HIDDEN(7,ename,job,sal)md5_h, ename, job, sal 
FROM emp